腹式深呼吸をすることで、血の巡りが良くなり冷え性や肩こり改善・安眠にも効果があるというのはよく聞きますが、実は便秘改善にも効果を発揮します。
ただラジオ体操を繰り返すのでは意味はなく、腸活に効果のある正しい深呼吸方法が重要になってきます。
深呼吸と便秘の関係と、実際に便秘改善の深呼吸方法を試して便通にいい効果が出たので、その体験談も踏まえて紹介したいと思います。
タダでできる最強の方法!
深呼吸は便秘以外にも体の調子を整えてくれるから
是非実践してもらいたいわ。
深呼吸が便秘改善に効果がある理由は?
深呼吸には自律神経を整える効果があります。自律神経には、運動時やストレスを感じたときに活発になる「交感神経」とリラックスしたときに活発になる「副交感神経」があり、常にどちらかが優位な状態にあります。
深呼吸は、副交感神経を優位にさせて、張り詰めた状態から自律神経をバランスよく整えてくれます。
大腸にたまった老廃物を外に押し出そうとする蠕動運動(ぜんどううんどう)の働きは、副交感神経が司令塔となって動かしているので、副交感神経が低下すると蠕動運動が低下し、便通が滞ってしまいます。
深呼吸は副交感神経を活発にしてくれるので、蠕動運動を活性化させて便通をよくしてくれます。
便秘改善の深呼吸方法は?
便秘改善のための正しい腹式深呼吸方法を紹介します。
姿勢
①仰向けに寝る
②両手の親指と人差し指で三角形を作る
③その三角形をおへそを中心にお腹に置く
④全身の力を抜き、ひじは床につけてOK
深呼吸方法
①おへその上の三角形が大きくなることを感じながら鼻からゆっくり息を吸う
②お腹がパンパンになったところで1秒息を止める
③口からゆっくり息を吐く(吸う時の2倍の時間をかけて吐く)
④三角形の人差し指の位置がもうこれ以上へっこまないところまで息を吐き続ける
⑤①~④を10回繰り返す
この深呼吸を10回1セットにして、1日最低1セットはしてください。
副交感神経を刺激することは、便秘改善のほかに冷え性・血行促進・安眠にも効果もあるので、何セットやってもOKです。
満腹時はお腹が張っていて深呼吸が上手くできず、吐き気を催す場合もあるので食後は避けた方がいいでしょう。
リラックスすると副交感神経が活発になるので、お風呂上りや寝る前に深呼吸をするとより大きな効果が見込めます。
深呼吸で便秘に効果があった体験談
実際にこの深呼吸方法が便秘に効果があるのか試してみたところ、なんとすぐに成果が出ました!
ここ1週間、細くて短い便が3回しか出ていなかったのに、深呼吸を2セットやるだけで、1週間ぶりにバナナ型の大きな便が出てきてくれました!
トイレで長時間気張ることもなくするっと出てきてたのも嬉しいポイントです。
深呼吸の方法は先ほどまとめた4ステップを繰り返すだけですが、深呼吸を始める前にコップ半分ぐらいの温かいお湯を用意して3分かけてゆっくり飲んでから、深呼吸を始めました。
満腹時はダメということでお昼前に1セットやってみましたが、ゆっくり呼吸するタイミングを考えることに意識が行ってリラックスしたような感覚はありませんでした。
2セット目はおやつ前に、1セット目の反省を活かしてリラックス用のBGMをかけて深呼吸を実践しました。
BGMのリズムに合わせて呼吸できるので、秒数を数えることもなく4分程度の曲が終わるまで楽にできました。
終わった直後は特に何もありませんでしたが、2時間半後に便意がやってきてトイレに引きこもることなく一瞬で大物を出産できました。
秒数を数えながら深呼吸すると、吸うときは何秒だったっけ?吐くときはその2倍だから何秒だろう?という考えばかりで、逆に交感神経を使ってしまうので、あまり秒数は気にせずゆったりとしたBGMに合わせて深呼吸するのが良かったのだと思います。
便秘ドクターの一言アドバイス
自分にあったリラックス法を見つけたら
健康の悩みはだいたいなくなるかも。
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