1990年代に若い女性の中で大ブームとなったナタデココが、便秘に悩む老若男女に密かなブームが来ています。
当時はぷにぷにとした食感が珍しく、多くのナタデココ商品が発売されていましたが、いまはナタデココにたっぷり含まれる食物繊維が便秘に効果的だと栄養面で注目を集めています。
しかも、ナタデココは低カロリーなのでおいしく腸活ができるのも嬉しいですね。
便秘の強い味方のナタデココについて紹介していきたいと思います。
低カロリーで食物繊維が豊富なんて初耳
ナタデココを食べているのよ!
お悩み子さんもきっと食べたくなるわ。
ナタデココとは?
ナタデココはフィリピン発祥の伝統食品で、ココナッツの実の中にあるココナッツ水に水・砂糖・酢酸菌を加えて発酵させた食べ物です。
発酵が進むにつれてココナッツ水の表面が固まっていき、寒天とも違う独特な触感を生み出していきます。
フィリピンではそのままデザートに入れて食べますが、発酵させたままの状態はすっぱくて日本人の口に合わないので、酸を抜いてシロップ漬けにした状態のものが日本では出回っています。
ちなみに、「ナタデココ」の語源はスペイン語で「ナタ(液状に浮く上皮)」「デ(英語の of )」「ココ(ココナッツ)」という言葉から作られていて、「ココナッツに浮かぶ上皮」という意味があります。
ナタデココは低カロリーで食物繊維たっぷり!
ナタデココは水分と微生物セルロースと呼ばれる食物繊維でできており、1個(3g)当たりたったの2カロリーしかありません。シロップ分のカロリーを含めての数値なのでかなりの低カロリーということがわかります。
微生物セルロースは、腸の中でゲル状になり体積を大きくしながらたまった便をかき集めて排出する手助けをしてくれます。
さらに、ビフィズス菌などの善玉菌のえさにもなるので、より腸活が進み自然なお通じにつなげてくれる優れものです。
便秘以外にも、コレステロールを吸収したり、糖を吸収して血糖値を抑えたりなど、様々な健康に役立つスーパー食物繊維がたっぷり含まれています。
ちなみに、微生物セルロースは乾燥させて有機ELディスプレイの基盤の材料にしようする研究が進んでいるぐらい他分野での活躍も注目されている食物繊維なのです。
便秘に効果のある食べ方は?
ナタデココはシロップ漬けだからと言って単体ではあまりおいしく食べられません。
せっかくなので、毎日楽しみながら便秘を治すためにナタデココのおいしい効果的な食べ方を紹介します。
ナタデココ+ヨーグルト
王道の組み合わせですが、便秘に非常に効果的な食べ方です。
作る過程でナタデココに含まれた「酢酸菌」は、腸内環境を善玉菌が活発に働く酸性に寄せてくれるので、ビフィズス菌などの善玉菌が豊富なヨーグルトと一緒に食べることによって、ヨーグルトの便秘への効果も最大限に引き出すことができます。
さらにはちみつを加えると、善玉菌のえさになるオリゴ糖と善玉菌を増やすグルコン酸も摂取できるので鬼に金棒状態になります。
もちろん、はちみつの分のカロリーが増えるので、気になる方は控えた方がいいです。
ナタデココとヨーグルトだけでも大丈夫ですからね。
ナタデココ+冷凍
これはぜひ紹介したいナタデココの新しい食べ方で、ナタデココを冷凍して食べるだけ!
そのままのナタデココでも十分に噛みごたえがありますが、凍らすことでより固くなり不思議な食感がたまらなく癖になります。
ナタデココは他の食べ物と一緒に食べるので、ナタデココ自体はそれほど多くの量を食べることができません。でも、冷凍ナタデココなら1粒1粒食べられるのでより多くの食物繊維を摂ることができます。
さらに、噛みごたえが強く自然と噛む回数が増えるので満腹感も増えてダイエット効果も期待できます。
便秘とは関係なく、ナタデココのおいしい食べ方を知ってもらうためにも一度試してほしい食べ方ですね。
便秘ドクターの一言アドバイス
ダイエット食品としても注目されているから
ますますナタデココの人気は上がるでしょう。
甘いものだから食後のデザートとして
食べるといいわね。
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