【体験談】便秘で痔になった!悪化の原因と完治の方法をすべて公開!病院の治療と処方薬は?

便秘から痔を発症する女性が増えてきています。冷えやストレス、不規則な食生活などから便秘になり、固まったうんちをなんとか出そうとして力を入れていきみすぎた結果、肛門にも負担をかけて、切れ痔やいぼ痔ができてしまいます。

このように便秘と痔は深い関係なのです。なにを隠そう私も便秘が原因で痔になり、超悪化して病院に駆け込むまでの重大な事態になりました。正直、女性だから痔で悩むなんて考えたことはありませんでした。でも、痔のことを人に話すのも恥ずかしくてそのまま放置したら余計に悪化しさらに恥ずかしいことに…。

現在はあの苦しみと恥ずかしさを二度と味わうものかと、痔にならないよう気をつけて生活をしております。便秘→痔→完治の体験談と克服した方法をお話しいたします。

昔の私のように誰にも痔の相談をできず悩んでいる方の参考になればと思います。

①仕事の忙しさにかまけて便秘を悪化させる

気がついたらお通じが1週間ありませんでした。ちょうど仕事が忙しく食事の時間が不規則だったので、少しくらいお通じがなくても仕方がないと軽く考えていました。

普段であればお通じがないと早めに対処するのですが、その時は忙しさですっかり忘れていました。加えて仕事中にトイレに行けないことが多いので、水分をできるだけ取らないようにしていたのです。

当然、便秘はさらに悪化。いま思えばここでなんとしてもうんちを出そうとしなかったのが悪夢の始まりでした。

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②トイレで1時間の格闘の末、血とうんちが出てきた

気持ち悪さで食事ができなくなってきたところで、しばらくお通じがきていないことに気がつきました。

これはやばいと思い、トイレにこもって出るようにいきんで頑張ったのですが、肛門近くにいるうんちは硬く石のようになってしまってびくともしない…。

気持ちは悪いし、便は出したいのに出ないしでとても苦しい。流れてくる汗をタオルで拭きながら格闘すること1時間、力を振り絞ってやっとうんちがでました。

やったー!と思った瞬間、肛門からポタポタと血液が便器に流れたのです。

私はびっくりして、慌ててトイレットペーパーで肛門を押さえました。

驚きが大きく、その時はそんなに痛みは感じませんでした。反対に、痛くないのに血が出ていることが怖かったです。

③痔の痛みがじわじわと増してきた

血便が出た瞬間は痛みもなく、むしろ肛門が切れたのかもしれないという不安の方が大きかったのですが、じわじわと痛みが増していきました。

トイレに座るたびに、うんちをするときは特に痛みを感じるようになるものの、出血はなくどう手当てしたらいいのか分からないまま時間が経っていきました。

ようやくこれは痔だなと自覚できるようになりましたが、まさか自分が痔になるなんて信じられない気持ちと人に相談する恥ずかしさもあり、ただただ次第に増してくる痛みに耐えるだけでした。

③痔の痛み→便秘の負のスパイラル

ついに、うんちを出した後は、ヒリヒリした痛みでお尻を抑えて痛さをやり過ごさずにはいられなくなりました。

うんちは出したいけど、痔が痛くて我慢するから便秘になる。便秘でかちかちに固まったうんちを出すと激痛、さらに痔が悪化する。完全に負のスパイラルです。

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④病院の診断と処方された薬

うんちの後はトイレットペーパーに血液がつくようになり、恥ずかしさを捨て病院へ行くしかない!とようやく治療を受けることにしました。

肛門外科を専門にしているクリニックで診察してもらうと、切れ痔と診断されました。(やっぱりって感じです 笑)

処方された薬
  • プロテクトセディル:肛門に一回分ずつ軟膏を注入できる外用薬
  • 酸化マグネシウム:便秘を改善する薬
  • プルゼニド:便秘を改善する薬

プロテクトセディルは入浴後と朝のうんちの後の1日2回肛門に注入するだけ。効き目は早く、お尻を抑えるほどだった痛みはすぐに薄れていきました。毎回排便の度に痛みに悩まされていたので、その痛みが薄れただけでも私にとっては本当に嬉しいことでした!

酸化マグネシウムは飲むと便が硬くならずにスムーズに出るようになり、プルゼニドは便の出ない日が続いた時にだけ飲むようにしていました。

こうして病院で診察を受けて薬を服用することで、便秘も痔の症状も落ち着いて良くなっていきました。

④完治してから痔にならないための方法

完治しても便秘になるとまた痔に逆戻りです。痔にならないためには便秘にならないことが必要!と病院の先生にもいわれたので、かなり意識して生活をしています。

朝はトイレに入って腸マッサージ

まず、朝は時間に余裕を持って起きて、出なくてもいいのでトイレに入ることです。

そして便座に座って、両脇腹を上から下に押し下げる感じで何度もなでます。

よくお腹に「の」の字を書くようになでると良いと言いますが、「の」の字より下に押し下げる感じの方が効く感覚です。いつも便が下へ降りてくるようなイメージでなでています。

運動不足の解消

運動不足の解消のためにとにかく歩きます。ジムに行くとか走り込むとかそういう大げさなことはいりません。建物内ではエスカレーター、エレベーターは使わず階段を上り下りしたり、通勤も1〜2駅分歩くようにしたり、買い物も歩くようにする。

こういう日常的な行動をなるべく歩くことにするだけで、腸の動きが良くなります。

体をあたためる

冷えは腸の動きを鈍らせるだけでなく、肛門の血行も悪くしてしまいます。昔からいつも手も足も冷たいという根っからの冷え性なので、腸も肛門も冷え冷え!

身体をあたためるべく、入浴の時間をたっぷり持ち夏でもシャワーだけで済ませずに必ず湯船につかるようにしました。痔の痛みも和らいでお尻がとても楽になるので、おすすめです。

⑤それでも再び痔になってしまったら…

それでも痔になってしまったら、早めに薬を飲んだり軟膏を注入したりすることです。

このくらいの痔の痛みはまだ我慢できる、など思っているとあっという間に悪化してしまいます。おかしいなと思った時に早めに薬に頼っていればほんの少しの薬で済んだものを、まだ大丈夫と先延ばししているうちにどんどん悪くなり、結局長く薬を使わないと治らなくなってしまいます。

前兆を感じたらすぐに対処するようにしてください。

最後に痔でお悩みのあなたにメッセージ

おいしいものを食べたら、食べたままでそれで終わりにはなりません。それらは栄養になって、残った不要なものは体から出さなくてはなりません。

栄養が入ってくる場所も、出て行く場所も、何の問題もなく機能して初めて健康に生活できます。おいしい料理を楽しんで食べることができるように、出て行く場所であるお尻を快適に保つことが私の目標です。

便秘も痔もやっかいなものですが、どちらともうまく付き合っていけるように、これからも努力していきたいと思います。

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