ガス腹は、ガスが腸に溜まってお腹が張っている状態なのでとても苦しいです。よね。おならを出してガス腹を解消させようとしても、なかなか思うようにおならは出てきてくれません。
ガス腹を解消するためにどうしてガス腹になるのか原因を知って、根本的に改善する5つの方法を実践しましょう。難易度で分けているので、簡単な方法から気軽に試してみてください。
5つの改善法でガス腹とおさらばよ。
目次
ガス腹になる原因は?
そもそも腸に溜まっているガスは「口から飲み込んだ空気」と「腸内で発生したガス」の2種類があります。ガス腹にならない正常な状態では、こういったガスは腸に吸収され血液に溶けたり、おならになって排出されるので、お腹にハリを感じるようなことはありません。
しかし、ガスの量が増えたり、腸の動きが鈍くなるとガスを吸収できなかったり、おならを肛門まで移動させる力がなく、腸内でガスが溜まり続けガス腹になってしまいます。
大きくガス腹になる原因を3つに分類したので見てみましょう。
空気を飲み込む量が多い
人はご飯を食べるときも水分を飲むときも食べ物と一緒に空気を多少飲み込んでいます。飲み込んだ空気の7割はげっぷとして口から出ていきますが、残りの3割は腸まで運ばれます。
空気を飲み込む量が多ければ、当然腸に入る空気も多くなり、腸で吸収できなかったものは溜まってガス腹を引き起こす原因になります。特に、炭酸飲料は空気が多量に含まれているのでよく飲んでいる人は注意です。
ガスの発生する食品の食べ過ぎ
腸内の悪玉菌がガスを発生させます。ガス製造機の悪玉菌はケーキ・お米・いも類など糖質の多い食べ物が大好きで、増殖の原因となります。
糖質以外にも、切り干し大根やさつまいもといった不溶性食物繊維やお肉などのたんぱく質も悪玉菌の大好物で食べ過ぎると腸内環境を乱し、ガスを大量発生させてしまいます。
腸の動きが鈍っている
腸の動きが鈍っていてガスが吸収&排出できなくなっている状態です。口から飲み込んだ空気が少なくても、悪玉菌が発生させるガスが少なくても、腸が動いていなければ吸収も排出もされずにどんどんガスが増えてしまい、苦しいお腹のハリに繋がります。
ガス腹を根本から改善する5つの方法!
ガス腹の原因は大きく分けて「空気を飲み込む量が多い」「ガスの発生する食品の食べ過ぎ」「腸の動きが鈍っている」の3つでした。ガス腹を根本的に改善するにはこの原因を抑えれば解決します。取り組みやすい順に①〜⑤に並べてあるので、簡単なところから実践してみてください。
ガス腹改善法①:おなかを温める
最も難易度の低い改善方法が、お腹を温めることです。腸が冷えていると腸の活動が低下してしまうので、お腹を温めてあげましょう。
お腹の温め方は2種類あり、「腹巻き・カイロ」の外的な温め方と「温かい飲み物を飲む」内的な温め方です。腹巻きをしていてもいつも冷たい飲み物を飲んでいたら意味はありません。
極力冷たいものは飲まずに温かい(もしくは常温)飲み物で内側からも温めます。
ガス腹改善法②:よく噛んでから食べる
口から飲み込む空気の量を減らすには、よく噛むことが大切です。目安はひとくち30回の咀嚼です。よく噛んで食べると満腹感が高まりダイエット効果もあるので、一石二鳥ですね。もちろん、炭酸飲料の飲み過ぎはNG!
ガス腹改善法③:乳酸菌を摂る
ヨーグルト・キムチ・お漬け物といった乳酸菌を多く含む食品を食べることで、腸内の善玉菌を増やす&悪玉菌を抑え、腸内のガスの発生を抑制します。
乳酸菌と一緒に乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を摂取することで効果は高まります。ヨーグルトにオリゴ糖が含まれているバナナをいれて食べるだけでも、腸内環境にいい影響を与えてくれるでしょう。
ガス腹改善法④:階段を昇り降りする
運動不足は腸の動きの低下の大きな原因となっています。腸に刺激を与えることで腸を目覚めさせ活動を促します。
階段を腰をひねりながら昇り降りするだけでも、腸を活発にしてくれます。ここで重要なのは、お腹をひねることです。顔は前を向きながら腕をまわして腰をひねるだけでも普段使わない腸周りの筋肉が動き、腸に刺激を送ることができます。
ガス腹改善法⑤:自律神経のバランスを整える
最も難易度が高いのが、自律神経のバランスを整えて腸の活動を正常化させることです。腸は非常にナイーブな器官でストレスや緊張を感じると(自律神経が高まった状態)すぐに働かなくなってしまいます。
気持ちを落ち着けることが大切で、お風呂で体をあっためてリラックスしたり、睡眠時間を長く持つことが自律神経のバランスを整えてくれます。
その場しのぎのガス腹解消法は?
とりあえず根本から解決しなくても、その場しのぎでいいからガス腹をどうにかしたいという方にはお薬があります。
お薬は根本的な解決ではありません。なので、すぐにガス腹に戻ったりくせになったりするので、できれば避けたいところですが、お腹のハリが苦しすぎるときは薬の手を借りるのもいいかもしれません。
ガス腹に効果のある薬はこちら
長引くお腹のハリは病気のサイン!
ガス腹の改善方法をこれまで紹介してきましたが、それでもお腹のハリが長期間続くようであれば病気のサインかもしれません。
・過敏性腸症候群
・十二指腸潰瘍
・腸閉塞
・大腸がん
・子宮筋腫 などなど
長期間ガス腹が改善しない場合は、念のため病院で診察を受けましょう。
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