チョコレートで便秘が改善できると話題になっています。
おいしいチョコレートを食べながら便秘が解消するなら、食物繊維を摂取するために野菜を食べ続けるより、青汁を飲むよりも、ストレスなく実践できるので嬉しい方法です。
チョコレートで便秘を改善するにはひとつポイントがあって、カカオ分が多く含まれた高カカオチョコレートがより効力を発揮するのでそれを食べる必要がありますが、スーパーやコンビニでも身近なお店に売っているので、すぐに手に入ります。
高カカオチョコレートが便秘にどれだけの影響を与えるのかを実験結果とともに紹介していきます。
実はちょこっとだけでお通じが来るのよ。
さ、早速内容を見ていきましょうか(汗)
http://benpi-doctor.com/chocolate-over
高カカオチョコレートとは?
普通に販売されているチョコレートのカカオ含有量は49%以下で、多くは30%程度のカカオしか含まれていません。
それでもカカオの風味がするのは、香料や甘味料を加えて調整しているからです。
一方、高カカオチョコレートは70%以上のカカオ含有量があるチョコレートです。
72%・85%・99%といった感じで高カカオチョコレートにも含有量の違いはたくさんあり、カカオの比率が上がるにつれて苦みが増してきます。
個人的には、99%になると砂糖も少ししか入っておらず、甘みがなく苦みで舌がピリピリしてしまうので、72%のまだ甘みがほんのり感じられる高カカオチョコレートが一番食べやすいですね。
カカオ含有量が72%の高カカオチョコレートでも、高級チョコレート店で売られているようなビターチョコレートより数倍「ビター」な味なので苦みに弱い方はご注意ください。
高カカオチョコレートの便秘への効果は?
高カカオチョコレートを食べると便秘にどれぐらいの効果があるのでしょうか。
この条件下で実験を行ってみると、、、
■カカオ含有量72%の高カカオチョコレート
■1日に25g食べる
■期間は2週間
30~50代の女性8人が高カカオチョコレートを2週間食べ続けるだけで、便秘ペースが平均週1~2回から週5回に増えました!
(NHK「あさイチ」の実験結果です)
1週間に出ない日が2回しかないのは、劇的な改善が見られますね。
1日たった25gのチョコレートを食べるだけで、頑固な便秘を解消するなんて信じがたいですが、期待を裏切る信じられない効果を発揮しました。
さらに、高カカオチョコレートを使用した別の実験では、便の回数が増えるだけでなく1回当たりの便の量が2倍に増加したという驚きの結果をたたき出しています。
(「明治製菓」の実験結果です)
こうなると、トイレにこもることなく毎日スッキリと出せそうですね!
それがチョコレートを食べるだけというのも嬉しいポイント!
効果の秘密はカカオプロテイン!
このような便秘への大きな効果を発揮したのは、カカオに含まれるカカオプロテインのおかげなのです。
カカオプロテインは難消化性のたんぱく質で、食物繊維と同じように小腸で吸収されることなく大腸まで進み、腸内環境を整える働きをしてくれます。
普通のチョコレートではカカオ含有量が少ないので、便秘への効果も薄く、高カカオチョコレートでなければ、カカオプロテインの力を発揮することはできません。
だから、便秘には高カカオチョコレートを食べるのが必要なのですね!
高カカオチョコレートの脂質とカロリーは?
チョコレートを毎日食べ続けるだけで、便秘が改善するのは嬉しいけど、それが原因で太ってしまっては意味がありません。
チョコレートといえば、砂糖たっぷりでカロリーたっぷりのダイエットの敵と思われていますが、高カカオチョコレートは砂糖の量が少ないので脂質やカロリーも比例して少なくなっていると想像してしまいますよね。
でも実際は高カカオチョコレートの方が、普通のチョコレートより脂質とカロリーが多いのです!
(独立行政法人 国民生活センターの「高カカオをうたったチョコレートの結果報告」)
脂質・カロリーともに高カカオチョコレートの数値が高くなっていますね。
でも、安心してください!
便秘を改善するには、1日25gしか食べなくていいので高カカオチョコレートを毎日食べていても、それが理由で太るなんてことは考えにくいです
間食にひとつまみ食べるだけで満腹感も得られるので、夕食の量も減らすことにもつながります。
便秘ドクターの一言アドバイス
カカオプロテイン以外にもカカオポリフェノールがたっぷり入っているから高血圧や認知症の予防にも役立つそうよ!
脂質・カロリー以外にも怖いところがあるからね!
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