腸内でガスが溜まって、お腹がパンパンに張った状態を男女問わず多くの方が経験したことがあるでしょう。
溜まったガスがようやくおならで出そうになっても、会議中・授業中といった周りに人がいてシーンとした場面だとおならがばれてしまうかもしれないと我慢してしまい、余計にお腹が痛くなってしまうなんてこともよくあります。
ガスだまりは放っておくと、腸に穴が開く「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)」という病気につながるので早めに対策を打っておくことが重要になってきます。
今日からでも実践できるガスだまり解消に効果のある食べ物や、ガスだまりの原因となる食べ物について紹介していきたいと思います。
トイレに駆け込んだ瞬間なくなるの(笑)
ガスだまりとはおさらばしましょ!
目次
1日のおならの平均回数は?
1日の一般的なおならの回数は約8~20回で、排出されるガスの量は200~1500ml。
平均すると14回、合計360mlの量がおならとして毎日体の外に出ていっています。
なぜこれだけの量のガスが体内にたまっているのかというと、7割が口から飲み込んだ空気で残りの3割が腸内でできたガスが原因になっています。
早食いは食べ物を飲み込むときに空気と一緒に飲み込みやすいので、その分ガスだまりができやすいとされていますが、実際のところ口から飲み込んだ空気は8割がゲップや呼吸として外に排出されています。
ガスだまりを解消するには、まずは空気を飲み込まないように早食いをやめることと腸内でガスが発生しにくい食べ物を食べることが近道です。
ガスだまり解消の食べ物は?
ヨーグルトで悪玉菌を減らす!
腸内で悪玉菌が増殖していと腸にたまった老廃物を発酵させて、臭いガスを作りやすくなるのでビフィズス菌などが入ったヨーグルトを食べることで善玉菌を増やし、腸内環境を整えることができます。
ねばねば効果でガス発生を抑える!
オクラや山芋のような水溶性食物繊維は腸内でガスを発生させずに、臭いガスを発生させる古い便をからめとりながら外に排出してくれる整腸作用があり、ガスだまりに一石二鳥の働きをしてくれます。
水溶性食物繊維は、海藻類にも多く含まれているのでいつものお味噌汁にわかめをプラスするのもいいですね!
しょうがでぽかぽかあったか!
腸の動きが弱まるとガスだまりがひどくなっていくので、しょうがやトウガラシなど身体をぽかぽかと温めてくれる食べ物を食べることで、腸を活発化させてガスだまりを解消できます。
腸の動きが低下すると溜まったガスの臭いも濃度が濃くなってくるので、早めに解消しておく方がいいでしょう。
ガスだまりを作る食べ物は?
炭酸飲料はNG!
炭酸飲料のシュワシュワは二酸化炭素なので、それを飲み込むのは空気を飲み込んでいるとの同じです。
ビール・コーラをごくごくと一気飲みしたときに、ゲップが出てしまうのはそれだけ空気を飲んでいる証拠!ゲップで出た量の2割ぐらいは腸に溜まることになるので、ガスだまり解消には炭酸飲料の制限が必要ですね。
いも類はガスだまりの原因!
食物繊維は便秘にも効果があって、整腸作用があるのでガスだまり解消にも一役買ってくれそうなイメージはありますが、いも類やゴボウなどの不溶性食物繊維は腸内で多くのガスを発生させてしまいます。
サツマイモを食べるとおならが出るとよく言われていますが、この話は不溶性食物繊維の働きから来ているそうです。
夏野菜はガスだまりに危険!
トマト・なす・きゅうりなどの夏野菜は身体を冷やす効果があるので、腸の動きを鈍らせてガスだまりを発生させやすくしてしまいます。
夏野菜の他にも、白菜・キャベツなどの葉物野菜も身体を冷やすのでご注意ください。
便秘ドクターの一言アドバイス
幼稚園でも習ったことがある!
便秘になるとガスだまりも解消しにくいし
ガスだまりになると便秘にもなりやすいのよ
早く便秘解消してガスだまりも消さなくちゃ!
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