春の訪れを教えてくれる山菜のふきのとうは、古くから漢方として使われるほど豊富な栄養を含んだ食べ物で、体内の老廃物を排出するデトックス効果があり便秘改善に有効です。
ふきのとうに含まれているフキノール酸は、咳止め薬としてもよく使用されており、さらに、ふきのとうと同じく春の訪れを知らせる花粉症への効果が注目され、花粉症対策の薬にも含まれるようになっています。
そんな健康と美容にも効果を発揮しながら、独特なほろ苦さとホクホクとした食感も楽しいふきのとうの魅力を紹介していきます。
花粉症対策が大変なのに!
ふきのとう万能すぎる!
花粉症にも便秘にも勝つぞ!
目次
ふきのとう(蕗の薹)とは
(出典:山菜屋.com http://www.sansaiya.com/)
キク科の植物「ふき(蕗)」のつぼみをふきのとうと言います。
ふきのとうは、冬が終わり雪解けが始まるころに雪の間からひょこっと顔を出し始め、いち早く春の足音を知られてくれることから「春の使者」と呼ばれています。
日本原産の最古の山菜といわれ縄文時代から広く食べられており、中国では古くから漢方として服用していた歴史がありますが、独特なほろ苦さから子どもから嫌われているのは悲しいですね。
食べ慣れると独特な味もクセになるふきのとうを、栄養満点でぜひともいつもの食卓にプラスしてもらいたいです。
ふきのとうの効果は?
フキノール酸で花粉症を撃退!
ふきのとうの独特なほろ苦さは、ふきのとうに含まれるポリフェノールの成分によるもので、そのポリフェノールのひとつにフキノール酸があります。
花粉症などのアレルギー反応によって血液中に大量のヒスタミンが作られ、このヒスタミンがクシャミ・鼻水・咳などのアレルギー症状を引き起こすといわれていますが、フキノール酸は血液中のヒスタミンを抑制する働きを持っていることから花粉症に効果を発揮します。
一般的な花粉症の薬も、ヒスタミンを抑制するためのものがほとんどなので、ふきのとうで花粉症対策をするのは理にかなっていますね。
便秘改善で体の中からいきいき!
食物繊維が豊富なのはよく知られていますが、ふきのとうにはカリウムやカルシウムも多く含まれています。
食物繊維の中でも便の量をかさ増しして便秘改善をサポートする不溶性食物繊維が多く、カリウムやカルシウムは腸内にたまって動かなくなった便をやわらかくして動きやすくしてくれる効果があります。
旬を味わいながら便秘改善をしてくれる春の山菜です。
抗酸化作用でアンチエイジング!
強い抗酸化作用を持つビタミンEがたっぷりで、細胞の老化を抑制してくれる働きがあるので、血管やお肌を若々しく保ってくれます。
美容効果だけでなく、血行を促進したり生活習慣病の予防にも役立つビタミンとして重宝されています。
ふきのとうの効果的な食べ方は?
花粉症に効果的な食べ方
花粉症に効果を発揮するフキノール酸は水に溶けやすい水溶性の成分なので、茹でてしまうとフキノール酸はほとんどゆで汁に出て行ってしまいます。
そのため、油で揚げる天ぷらが効果的な食べ方だとよく言われていますが、揚げるのは後片付けも面倒ですよね。
ゆで汁も一緒に食べるとふきのとうの栄養をすべて摂取できるので、お味噌汁にするのが簡単においしく食べられます。
便秘に効果的な食べ方
ふきのとうだけでも便秘に効果的な栄養はたっぷり含まれていますが、塩麹と一緒に炒めて食べると発酵食品が腸内環境を整えてくれるので、ふきのとうの栄養が十分に働くように下準備をしてくれます。
きれいな腸で便秘に効果のある成分が120%の力を発揮してくれたら便秘とはすぐにおさらばできそうですね!
便秘ドクターの一言アドバイス
日本最古の野菜のひとつね!
歴史のある食べ物は栄養がすごい!
[…] フキノール酸は花粉症に効果!便秘に咳止めも期待できるふきのとう&# […]